7N3

サンタクローズの7N3のレビュー・感想・評価

サンタクローズ(1994年製作の映画)
3.8
ピーターパンは信じても、サンタクロースは何故か信じられないわたしが楽しめた。

おもちゃ会社で活躍するも、息子とイヴの夜にデニーズ行っちゃうようなダメなパパ。サンタクロースを屋根から落としてサンタを引き継がなきゃいけなくなっちゃった!?
っていう内容。

知らぬ間にサンタクローズ(契約)しちゃって、はじめの内は自分でも信じられない主人公は現実と息子を否定することで自分を保っていたけど、みるみる太るしヒゲは生えるし、白髪だらけになるしでパニックに!
サンタになった自分を受け入れる主人公と息子側と、狂ったと思われる父親から息子を取り返そうと警察裁判沙汰で解決する母親側、物語はそのふたつで生まれた摩擦をうまく利用しながら進んでいく。

身をもって一途に信じる息子、
信じさせるのが仕事だった父親主人公、
信じることを忘れた母親、
信じることを否定してきたニール、
4人それぞれサンタへの想いや思い出があって、いい。

なにより良かったのは、妖精達。姿はこどもだけどちゃんと大人で仕事をしている、というところが彼らの演技でもって説得力があった。
信じられないことがそこにある、ということがシンプルに伝わったかな。

見終わった後じわじわくるこのワクワク感は、ディズニーだなーと納得。
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