ともなり

激動の昭和史 軍閥のともなりのネタバレレビュー・内容・結末

激動の昭和史 軍閥(1970年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

昭和の戦争中の言葉遣いとテンションを観たくて選びました。
多くの軍人を見られて目的は達成出来ました。
また、当時の映像をたくさん観ることが叶いました。
壕の中で赤ちゃんを殺すことを選んだお母さんの自害シーンのあとに、布団で眠る東條英機が飛び起きるシーンに切り替えた製作陣の感性が好きです。
赤子を殺せといった兵士に向かって怒ってくれた先生も戦争で亡くなってしまいました。海軍の自決シーンは辛いです。
おそらく沖縄でしょうか、4人の女性が髪を梳かしてから飛び降りて自決するシーンも辛いです。

新聞記者視点と軍視点とが中途半端になってしまっているような感じがしました。どちらかで良かったのではないでしょうか。
この観点から3.8にしました。
俳優さんたちの格好良さは5.0です。

神風特攻隊の三度も帰還してしまった死にきれなかった兵士からの「あんたに責任はないのか」という言葉が響きます。
戦争の責任がない大人は存在しないのでしょう。
勝ち負けの問題ではありません。戦争をしてはいけません。
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