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紀子の食卓のYSKのレビュー・感想・評価

紀子の食卓(2005年製作の映画)
2.1
とにかく長い、長すぎます
上映時間159分だなんて、ほぼ2本分ですよ
加えて「語り」が多い作品は駄作という確固たる信念をもって見ていますので、私の評価は実質0点でフィニッシュです

というわけでこの作品の評価のポイントはこれが映画デビュー作になる吉高由里子です
その演技力や初々しさ、加えてこの作品のメインストリームとなる「家出」にしても「レンタル家族」においても彼女の特異さは際立っていました
吹石一恵のあざといまでに野暮ったいキャラクターと比べても本当に輝いていましたので、当時の彼女を見ていたら好きな女優さんになっていたかもしれませんね、今と違って

『自殺サークル』と同じ世界である程度リンクしている部分はあるものの、『自殺サークル』で見たかったもの知りたかったことは特に描かれず、あくまで別の作品なのでしょう
終盤「家族」が一堂に会するシーン以後の疾走感や衝撃度合いはあるものの、そこまでがあまりに長くあまりに眠くあまりに眠かったので評判はよくありません
結局のところ「レンタル家族」にも、つぐみの役どころにも魅力を感じられなかったからかな
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