ないとう

紀子の食卓のないとうのレビュー・感想・評価

紀子の食卓(2005年製作の映画)
4.3
この映画を撮ったのは誰でしょう?
っていうクイズがあれば園子温監督は1番簡単に分かると思う。
この映画は園監督の実体験に基づいて脚本が出来たらしいけど、体験してから脚本にするまでに20年かかっかてる。
大した経験もないのに妄想で作る映画とはわけが違う。
監督には知識、教養があって、さらに体験があって、そして信念があるなと勝手ながら思ってる。

この映画は各々が主観で語っていく小説のようなスタイルだけど、誰が正しいとか、絶対的な悪がいなかった。
一人ひとりを、他人から、いろんな角度から捉えて僕らに深く理解させていく。もちろんその理解も人それぞれなんだけど。
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