ハットにゃん的な

荒鷲の要塞のハットにゃん的なのレビュー・感想・評価

荒鷲の要塞(1968年製作の映画)
3.5
この当時の映画で軍装にこだわって制作している点は戦争映画オタには高得点。
将校だらけだけど、、、
この辺り俳優のわがままさが出てる感あり(自分が着たい軍服を着用)。
言語が英語というのは仕方がないかなぁ。

ハーグ協定とか捕虜の扱い方を丁寧にするように議論するのは如何にもドイツ人気質を感じさせるシナリオ設定だけど、、、

うーん、でもそれを重んじるのが、一介のSS将校という荒くれ者が多い筈なのに、
それが腑に落ちないんだけど、。
アントン・ディフリング(大佐)のクールな青い瞳には勝てないなあ。
許す!

例に漏れずゲシュタポ(黒服)は人道無視の傍若無人で間抜けで女たらし。
このイメージはこの映画からかなぁ。
実際、調べると黒服はSSよりエリートが多かったんだけどなぁ。
黒服の下に着るシャツは白じゃなくカーキ色が本当。
後、実際は黒服の将校は人数が少ないから、こんな山奥の田舎には居なかったと思う。

この辺りの情報はどうでも、いいよね。
映画には関係無いです。

MP40、ルガーが沢山でるのはいい。
カッコイイ。

クリントの存在感は大きい!
謎解き風のスパイ作戦は面白い!
ロープウェイシーンは圧巻。
まぁ、戦争映画の傑作であることは間違いない!
しかし、相変わらずドイツ軍は弱い描かれ方。
実際、敗戦国だから仕方がないかぁ。