Gin

東京物語のGinのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.5
なんだか最後まで飽きずに観てしまった。しかも余韻が残ってる。
観る人の年齢や経験で印象が変わると思う。自分はそれなりの歳だからいろいろ感じるところがあったが、若い頃に観たらつまらないと思ったかも。

映画は詳しくないけど、独特の撮影手法。人が話す毎に正面からドンと映してて「これってなんか素人が撮ったみたいにみえるけどすごいの?」とか主人公のセリフ回しがときどき棒台詞みたいで「これって上手いの?」って思ったにもかかわらず最後まで観てしまうし、なんだか味わい深い。それがなぜなのかわからない。

主人公には子供たちの考えもみえてるんじゃないだろか。そしてその子供たちも年を取ったら自分の子供たちが何考えてるかみえるだろう、同じ道を通ってきたんだから。
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