さく

東京物語のさくのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
5.0
紀子三部作最終です。と言っても、多分に過去に3回くらいは観ているはず。やっぱり笠智衆はじじい役ですよ。

例によって、一貫したローポジションの固定カメラ、襖を開け放って奥行きをもたせた家屋の撮り方、あぐらを横から撮る△に異様に固執した撮り方等の様式美に貫かれております。

泣くような話でもないな…と冷静に見ていたところ、最後の笠智衆と原節子のシーンで思わず…。ともかく、本作の原節子は神がかっていると思います。
さく

さく