EnoTaka

東京物語のEnoTakaのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
3.8
日本が世界に誇る世界的な名作と言われている今作品。うーん正直言うとそんなに良かった?っていう印象を持ったけど、まだ全部完璧に理解してなくてこの映画のすごさに気付いてないからなのかもしれない。当時の「家族のかたち」について描かれていて、それは現在にも通じるものがあり、感じたり考えたりすることが多かった。他にも監督がこの作品に込めた想いはたくさんあると思うが、家族とは本来こうあるべきなんじゃないかっていうメッセージが自分は強く感じられた。原節子さんが本当に美しかった。ずっと見惚れていた。当時の東京や熱海など日本の景色が映し出されていて、すごく貴重な映像だなと思う。カメラが聞き手目線になっていて、話し手の表情が画面いっぱいに映し出される撮り方はなかなか特徴的で良くてすごく気に入った。でもなぜか終始じいちゃんばあちゃんにイライラしてしまって、「これは名作だ!」とは素直に思えなかった。
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