MarkAKG

東京物語のMarkAKGのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
3.5
品がある。 本来は激動の時代だったとは思うが終始古き良き落ち着きのある素敵な日本が描かれていて、ゆ〜くりゆ〜くりと時間が過ぎる。
蚊取り線香焚きながら仏壇のある和室で夏に見たらチル出来ると思うが、時間の流れが本当にゆっくり過ぎて、もっともっと年取ってから観てもいいかな? と思い
正直、早く終わらんかの〜。
とカメラ目線で言いたくなるw
思いもしてしまった。

まだ新幹線も無く他県でも海外に家族が住んでるくらい地方が遠い時代。
そんな時代に久々に会うことができた家族をまるで昭和写真展でも行ったかのように描かれてる。

すこし体格の良い原節子の美しさと父親達のカメラ目線の一言は、
伝家の宝刀と言えよう。
MarkAKG

MarkAKG