Dachusnene

東京物語のDachusneneのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
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畳に座った視点から見る、奥行きのある昭和の家庭の光と影。笠智衆演ずる初老の父の、ゆったりとして誰に対しても暖かな言葉、実の子供達のドライな受け答え、義理の娘原節子の真心とその裏に宿る感情。全てが真実で、完璧な答などない。ひとつひとつのシーンが、あまりに美しい。