A鯉just

東京物語のA鯉justのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
3.9
ピーター・ドイグのスタジオフィルムクラブから。『秋日和』で衝撃的だった小津安二郎調のカット割りはやはりいつ見ても新鮮な気持ちになる。人物の表情を真正面からそのまま映し出す演出方法はまるで現場にいる様な臨場感が出る。ミリ単位で調節しているのか、現場に行って撮影風景を見てみたいと思わせる程、シーン毎が完璧である。
どこの家庭にもある事情だが、子供から煙たがれる両親の旅行記はなんだか切ない。反対に義理の両親を気にかける原節子演じるヒロインがなんとも力強い印象。
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