東京物語の作品情報・感想・評価

「東京物語」に投稿された感想・評価

梅村

梅村の感想・評価

4.1
初めて小津安二郎の作品をみた。
老夫婦はとっても穏やかで文句のひとつも言わないよく出来たひとたちで、おじいさん役のひとはお芝居が上手とは言えないのに、なぜかものすごく血の通った生きた人間に見えた。そういう存在感のある俳優もすごいし、これが世界の小津安二郎の演出なのか..と思った。

やっぱり人の生死に関わることがあっても、それが身内のことであっても、生活は続くんだなと、再認識した。
あんたが1番私達によくしてくれた

そう言ってもらえるような
大人になりたいものです
あ

あの感想・評価

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鑑賞2回目、学内の名画座、中国語字幕あり
親元を離れた先の生活が中心になり、家族の関係がどんどん薄くなっていってしまうのを見て、いつの時代も同じなんだなあと思う。
布団に入ってシクシク泣くところ、お互い優しくていいなぁと思った。
畳生活への憧れが増した。
あの老夫婦みたいになりたいなぁ。。血ってなんだろーね!
全てが良きです!今だからこそ見てほしいな。
雨

雨の感想・評価

5.0
もう涙が止まらない。尾道に両親と末っ子の妹を残し上京した兄妹たち。医者、美容師、国鉄勤務とお国言葉を捨てそれぞれの生活を忙しく過ごす。列車に乗り16時間もかけて東京に出てきた両親は邪魔者扱い。8年も前に戦死した弟のお嫁さんに面倒を見させ、景色はよいが安宿でくつろげない熱海に旅行にやる。尾道に戻った両親は、孫たちより子どもたちがやっぱりかわいいもんだなぁと老いた笑みを浮かべながら茶の間で話す。そんなあったかい気持ちは東京の子どもたちにはもう届かない。両親が1番心を通わせていたのは戦死した息子の嫁、紀子。心の優しい、清らかで真っ直ぐな女性。私は紀子のような女性でありたい。利己的で、忙しく毎日を過ごし目先のすぐ手に入る偽りの充実感や達成感でこれからの人生を過ごすのはいけない。家族や友人をもっと大切にしたい。最後は涙が止まらなくなり、小津の描く「ものの哀れ」に全身が包まれたようだった。

このレビューはネタバレを含みます

田舎に住む両親と東京に住む子供たち。この映画の時代とは今やもうかけ離れているけれど、上京した人ならばこの映画の気持ちはよくわかるでしょう。
お母さんが亡くなってしまった時に、親を大切にしましょう、親孝行をしましょう的な映画かと思ったがそれだけじゃない。
個人的にグッときたのは京子さんと紀子さんの台詞。
「世の中って嫌ですねぇ」と言う京子さんの対して「歳をとるのはそういうこと」と言う紀子さん。
Sari

Sariの感想・評価

4.0
2018/07/19 Hulu
良かった
tttotitom

tttotitomの感想・評価

4.3
育ちの良いお嬢さんにしても、紀子さんの気遣いや振る舞いがあまりにも現実離れしていて、よくできているアンドロイドみたいな違和感があったのですが、最後に繋がってすっきりしました。

血の繋がりがないのに、とても良くしてくれるのは、亡くなった旦那さんをどんどん忘れていってしまうことへの後ろめたさや、今の煮え切らない自分の状況だからこそ、束の間の時間でも誰かと居たい、という気持ちもあるのかな。と、見る度に違った余韻が生まそうです。
モノクロで色がない分、表情だったり会話のやりとりなど気持ちの読み取りに集中したくなる要素のひとつになっていて新鮮でした

途中、写真集をめくっているような風景のシーンも素敵、、、
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