東京物語の作品情報・感想・評価

「東京物語」に投稿された感想・評価

ユ

ユの感想・評価

4.2
ぬるい地獄
現代に置き換えてみても、さほど変わらないと思う
fumifumi

fumifumiの感想・評価

4.0
「小津4K 巨匠が見つめた7つの家族」
の7作品~みました。

小津作品は、TVで放送しているのを、途切れ途切れに観ていたので、時間があるときに一度じっくり観てみたいと思いながら数十年たってしまった。
ホームグラウンドであるシネマイクスピアリでの上映が決まったので、これはスクリーンで観られるし、良いタイミングだと、観てきました。

唯一、ストーリーも知っていたし、他の小津作品よりは、TVでも見かけた回数が多かった「東京物語」
実家の通い介護から帰って来たばかりに観賞したせいもあり、涙が流れた。

一人娘の私からみると、兄弟がいれば、親の介護も分担して、親も老後は安泰に過ごせるんじゃないかと思っていましたが、子供の数には関係ないんだなぁと、つくづく思いました。
兄弟がいると、いても、結局、それぞれの生活があって、、、。

他人である嫁に、1番世話になる、他人である嫁が1番世話をする。
私も姑、姑女を世話していた母をみていたので、どの家も、こんなかんじだったのだなぁと。

お嫁に行かず両親と暮らしている末娘の立場は、一人娘の状況と同じにも思えました。医者をしている長男の嫁が文子だった。字は違うけど、同じふみこで、義理の姉とのやり取りや気の使い方も、見いってしまった。
そして、なんといっても夫が亡くなっても義理の両親を、誰よりも気にかけるもうひとりの優しく正直な嫁の存在は、この映画での要でした。
ラスト、その嫁が遺品を受けとるときの正直な台詞が、この作品で1番印象に残る台詞でした。

さらに、尾道と東京という距離感も、私自身が、各々反対方向に300キロ以上離れて暮らしている両親や、主人の親を通い介護をするようになった今、何とも切ない部分をつつかれたような、包んでもらったような、これが、観た人各々が感じとる何かしら、小津監督が巨匠と言われる理由なのかな?
と、思いました。
また、私が生まれる前の作品であっても、私の子供の頃の記憶にも残っている、東京の風景が所々に見られたのも不思議な感覚でした。
東京以外の熱海も。
はあ…よい作品をお撮りになる…。


なんで赤の他人のほうが人に親切になれるんだろう。身近な人間ほど飽きてくるとか、そういうこと?

はて、自分の親がああなったら、紀子さんみたいに接するにはどうしたらいいんだろう。
東京物語、映像が鮮明でくっきりきれいなデジタルリマスター
で。日本を代表する監督の代表作!
Ricola

Ricolaの感想・評価

4.0
家族って正直面倒なもので、それは歳を取れば取るほど余計にそうなるものだなと感じている。

家族って結局はそんなものだ、とコミカルに憂う映画である。

年老いた親は孤独になってしまうけれど、成人した子どもにも自分たちの生活があるから仕方ない…。
だからってそれはさすがに悲しい。

けどこれがリアルなのだなと思った。杉村春子さん演じる長女の対応なんて、わたしの親戚にも似たような人いる笑

何気ない日本の原風景が相変わらず美しい。
物干し竿にさしてある洗濯物、煙がもくもく出る火力発電所の煙突など。

家族を通して人間の人生の普遍的なもの
ちょっと「お早よう」と人物設定が似ている。特に實ちゃんと勇ちゃんのキャラが。


笠智衆さんのうちわを扇ぎながら遠くを見つめる潤んだ瞳が全てを語っていた。

家族という関係性はだいたいどんな人の人生にもつきまとうものだけど、そのたまにうざったいと思う関係は実は貴重なものだと噛み締めながら生きたい。

…だけどすぐそんな気もちはころっと忘れてしまうのだ笑
りょー

りょーの感想・評価

4.1
独特な撮り方で有名な小津安二郎の名作。家族の関係て確かにあんな感じやね。
「俺だって俯瞰で撮りたい時はあるんだよ!」
ローアングルで名を馳せた小津監督。ただ、本人は時には違うカット割りをしたがっていたと、とある映画祭で関係者に聞いた。ホントかどうかは分からない。でも、面白いから自分は信じる。
RayWest

RayWestの感想・評価

4.2
血縁よりも心の繋がりの方が家族らしい家族なのかなと思った。
たた

たたの感想・評価

5.0
笠智衆の台詞に棒読み感があるのは、役者の個性なのか、役柄の設定なのか、ああいう演技が一般的な時代だったのか、わかりませんけども、不思議と心に染み入ります。
お話自体も派手さはなくて、登場人物にとっては日常の中の事件であったり人生の節目だったりするわけですが観客にとっては、淡々とした展開なわけです。
映画をエンタメとして考えるなら、あらすじを聞いても観ようとは思わない退屈な映画かも知れませんが、文学、美術、演劇、音楽、
上手な解説が何もできませんがこういうのは総合芸術って呼んでいいんだろうなあと。
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