東京物語の作品情報・感想・評価

「東京物語」に投稿された感想・評価

ブク

ブクの感想・評価

3.5
全然言わない、なにも言わない、多くのことが見る人に委ねられる
ずっと紀子の気持ちがわからなかった
他人だから優しくできる、なるほどな、
わたしがこの映画を理解するにはまだまだ若すぎると思った。だってハタチだし
この映画から感じられることはかなり多いと思うけど、多すぎて消化できずにパンクした。

独特のローアングル、カメラワーク、ゆっくり丁寧に話す登場人物、日本語ってきれいだなと思った。
最初は地味な映画だなぁという印象で観始めたのだが、徐々に引き込まれていった。
何気ない演技や不思議なカット割りが家族の間の独特な間(ま)を鋭く描きだしている。
お互いにがお互いに思うところがあり、家族といえども思うようにはいかないのが人生なのだろう。老夫婦の半ば諦めて、それでもまぁ良いのだろうという肯定感が素敵である。
この当時の人々の言葉使いの丁寧さにも驚かされた。お互いに敬いのある、綺麗な言葉使い。
親子の縁は次第に後回しになってしまう。今も昔も普遍的で、仕方のないことだと描きつつも哀愁を感じさせる。
家族という共同体よりも個々の生活や個性を尊重するようになった現代こそ見る価値がある作品だと思う。

故郷を離れて別々に暮らす私にとって、大好きな家族といつかまた暮らせると思い込んでいたが現実を突きつけられた感じがした。
「静かな演劇」で知られる平田オリザが代表作『東京ノート』でオマージュを捧げた作品。静かでゆったりとしたテンポ感や抑制の効いた描写といった演出面のみならず、物語を描く際の基本的な手法についても平田オリザの演劇に通ずるものがあった。何人もの登場人物が入れ替わり立ち替わり画面に登場し、その会話から少しずつ、網の目が張られるようにして全体の風景が立ちあがってくる様には、上質な現代口語演劇のような、独特で特別な豊さがみとめられる。
ずみ

ずみの感想・評価

4.0
だめ、マジで泣くから。本当にこれ心に響くものがある
misato

misatoの感想・評価

4.0
え、なんかすごい。この映画すごい。
歴代で世界一の映画と言われている作品ですね、この映画なのか?!とは思ったけどわかる気もします。
平凡で何も特に起こらない家族の日常を切りとった作品。でもおかしい、何も問題がない家族なんておかしい、と思った。
1番おかしいのは紀子という旦那が亡くなっても旦那の家族を徹底的に支え続けて愛想を振りまく女。信じられないくらい穏やかで本当の人間の心があるのかと思ってしまうほどのお爺ちゃんお婆ちゃん。
この映画はつまり人々が思い描く想像上の完璧な家族を演技の中で描く事で実は現実社会の崩壊した家族や社会問題を観客に考えてもらおうというものではないかと。深読みしすぎですか?
何がすごいって、過去あまたの日本映画にあってもベストテンに入るほどの不朽の名作

でも、この不思議な力って、一体なんなのでしょうか? どこから生まれるのでしょうか?
だってそうでしょ『なんの奇をてらう』こともなく、むしろ淡々とした作品なのに、人々がベストテンと認めるわけですから・・・
自分的にはベストテン以前の”七不思議“
・・・いやいや、これぞ『“小津”不思議』です
nooch

noochの感想・評価

4.5
細かい描写がとても良く、何気ないシーンで泣きそうになる。
歳をとればまた違う映画になるだろう。
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