DVD Boxの3作(夜の〜、悪魔、シルバー〜)を
得てから、一度観始めると何度も繰返し観て
しまいます。納得できた(何をどう納得した
のかよくわからず…)所で満足するのです。
題名の『第三部分』でヨハネの黙示録にちなんだ
話しだと想像がつきました。『薔薇の名前』の
あれですね。冒頭でマルタがヨハネの黙示録
を朗読するのでやはりとなるわけです。第三
の喇叭の内容が鍵でしょうか。
苦蓬という名の彗星の落下が元で多くの人が
死ぬ、というのはWWⅡのポーランドの状況
表しているのかのようです。人口比では世界一
の死亡率だったのですから。
シラミの件は生々しいですね。虫は基本的に
ダメなのですが透明だからか、うごめく
シラミを正視できたのは我ながら驚きでした。
機械の一部に見えるのが不思議です。
現実と幻想、時系列がこんがらがって訳が
解りません。でもこの訳の解らなさが何とも
言えず好きなのです。
『砂時計』の主役の方が出演していて、あっ!
となりました。こういうの嬉しくなります。
ちなみに苦蓬はウクライナ語で『チェルノブイリ』
という意味だそうです。何かを感じずにはいられ
ませんね。