てるる

刑事ニコ/法の死角のてるるのレビュー・感想・評価

刑事ニコ/法の死角(1988年製作の映画)
3.0
オープニングで主人公の半生が、本当のセガールの過去も含めて虚実入り交じって語られる。
その昔、セガールが元CIAエージェントという噂が流れてたけど、この映画で勘違いした人が多いんだろうな。自分も含めて。

セガールさんが痩せてシュッとしてるだけでなく、小さい頃の写真が拝めるうえに、日本語で合気道を教える場面もある。
ファンなら絶対に観ておくべきデビュー作。

そんな日本に詳しいセガール作品でも中盤でセガールに協力する日本人女性が明らかに日本人じゃないのが悲しい。
「ミツケタヨ!」「ジョウダンジャナイヨ!」
セガールより日本語下手な日本人てw

そしてなんとまさかのメルルことマイケル・ルーカーがワンシーンだけ出演!
しかもセリフは「豚は立ち入り禁止にしろ」のみ。
でもあの独特のかすれ声は一発で分かる。
エンドロール見ると役名すら付けてもらえてない…下積み時代で苦労してたんだろうな…。

ちなみにセガールの奥さん役はシャロン・ストーン。
彼女もまだブレイク前。

ストーリーは最近のセガール作品よりはしっかりしてるけど、この頃からセガール無双は健在。

ターバンおじさんの店の中で闘うシーンとか、恨みでもあんのかってくらい店をめちゃくちゃにするセガール。

ヤバイところに乗り込む前に、同僚のパム・グリアに「押すなよ!絶対に押すなよ!」のノリで「出るなよ
!絶対に車から出るなよ!」て何度も言うセガール。
そして前フリだと思ったのか案の定車から出ちゃって撃たれるパム・グリア。
セガールさん日本で合気道だけじゃなくてお笑いまで学んでたのねw

そんなユーモア溢れる作品。
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