Otun

ロッキー3のOtunのレビュー・感想・評価

ロッキー3(1982年製作の映画)
4.1
連れ合いを、どこに出しても恥ずかしくないロッキー信者にし、劇場公開のクリード2を二人で観に行き、一緒にアドレナリン出しまくって観るんだぁい!とそんな画期的な事を夢見てロッキー1、2と私、昨年末から着実に彼女を洗脳してきました。

が、私達も立派な大人。
何かと多忙な年末から、年始のお仕事、忘年会からの新年会などの知人友人とのお付き合い、痴話喧嘩、etcetc、
思うように観進める事ができず、気づけばクリード2はいつの間にか劇場公開しておった。

待った。残すはロッキー3、4、5、ファイナル、そしてクリード1。こりゃ全く間に合わん!
が、ここで諦めたらそれこそイタリアの種馬ことロッキーバルボアに怒られそうなので、二人して歯を食いしばって観た今作。
「ロッキー3」。

アポロめ。アポロだわ。
ゴリゴリの仕上がった褐色の体に短いタンクトップ。その服、どこで売ってんだ。
ロッキーと二人、浜辺をダッシュし、歓喜し、抱き合う二人。
一瞬、ロッキーがエイドリアンからアポロに乗り換えたのかと見まごう。
そしてその、アポロの指導を経て、どん臭いインファイターだったロッキーが、モハメドアリやメイウェザーの様なアポロスタイルを獲得するボクサーとしての成長がおもしろい。

パート1、2がロッキーとエイドリアンの愛の物語だったのに対して、今作はロッキーとアポロの友情の物語。
今作があってこそのクリードシリーズだね。

ラスト。クリード1の中でも会話に出てくる、誰もいない中で行われるロッキーとアポロの二人だけのスパーリング。やはりエイドリアンからアポロに乗り換えたのかと今一度思う。

拳を通してわかり合う男と男。
何度観ても、よいラスト。
Otun

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