1920年代(大正時代)に制作された、モノクロ・サイレント映画。
まるで監獄のような精神病院を舞台に、狂気・錯乱といった状態を激しいカメラワークで描写するその表現には戦慄が走る。
今回はアマゾンプライムでの鑑賞だが、音楽を後に被せたもの。
ステレオ感が強く、ピアノ、フルート、打楽器、シンセ(?)等様々な音色で表現されたがゆえ、逆に映像の素晴らしさを抑え込んでしまっているのが残念。
ピアノや弦楽器のみによるモノラル間ある音像であれば、より映像が際立ったはず。
とはゆえ、日本版「カリガリ博士」の映像に出会えたことには、本当に感謝です。