マチェッティのバディパック

狂った一頁のマチェッティのバディパックのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
3.4
人生初の無声映画。
会話のシーンでは何を言っているのか分からないながらも、展開は理解できた。と思っていたのだが、wikiのあらすじを読んでみると、夫の虐待とか過去回想シーンも織り交ぜてあったらしく、そこは全然わからなかった。
踊り続ける女とか睨んでくる男、水しぶきだなんだの抽象的なシーンが細かく差し込まれてるのも、時系列わからなくさせてる要因な気がする。劇場公開当時はやはり活弁士がいたんだろうか。
制作会社が「新感覚派映画聯盟」という名前なだけあって細かいカット割りやら透かしなど前衛的な表現への挑戦は強く感じられた。


『FREAKS/怪物團』もそうだったが、この時代の障害者などをテーマにした作品にするとホラーにジャンル分けにされているのは、なかなかに非道い。しかし『震える舌』もホラーにされたりしてるから、あまり変わっておらずか。