ダンスとロックが禁止の田舎町へと引っ越してきた男子高校生が巻き起こす若者たちや町全体を巻き込んだ騒動を描いた青春ドラマ。
ケヴィン・ベーコンの出世作であり青春ダンス映画の金字塔。ダンス禁止の保守的な田舎町でダンス好きの青年が巻き起こす町全体を巻き込む騒動が描かれている。懐かしい洋楽に彩られる青春ストーリーは煌びやかで楽しい。青春という感じがしてよかった。けれどこの映画はただダンスがしたい若者たちを描いているわけではないと思う。保守的な大人たちに反抗する若者の姿は多くの映画で描かれている。この映画も例外ではなくて分かりやすく保守的な大人と若者たちが対峙している。この映画の見どころはそんな保守的な大人の考え方の変化だと思った。保守的な大人の代表がジョン・リスゴー演じる町の牧師でありヒロインの父親。彼の心情の変化も注目すべきところだと思う。個人的にダンスにはそこまで興味はないけれどケヴィン・ベーコンが大きな倉庫でめちゃくちゃ踊ってるのはカッコよかった。