スギノイチ

にんじんのスギノイチのレビュー・感想・評価

にんじん(1932年製作の映画)
3.8
あの母親の悪辣さは何事か。
攻撃性と被害者意識の塊で、言動を見ているだけで体力が減る。
上2人の兄妹を贔屓する割に、そいつらからも全然好かれてないし何なんだ。

少年”にんじん”が他人同然だった父親と雪解けしたのは一先ずの安堵だが、家庭内に共通の敵を設けて結託するという結末は現実的かもしれないがやるせない。
スギノイチ

スギノイチ