くろねこコロち

上海バンスキングのくろねこコロちのネタバレレビュー・内容・結末

上海バンスキング(1984年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

見たかった映画。
まさか深作欣二だったとは。

松坂慶子の快活さにかなり救われている映画だと思う。
蒲田行進曲トリオなわけですが。

日中戦争から太平洋戦争終結くらいまでの上海のジャズ屋たちの引き交々。

日本兵の残虐さは深作節満載だけど、当時の上海の匂いもいい感じに出てる。
戦中くらいの上海租界とスラムの空気感って最高に好き。

文化の香りが日本では薄い時代。
夢に見るまで音楽にのめり込めていられる場所に来れた風間杜夫(波多野)はある意味幸せだったのかも。
しかし、何故バクマツに赤紙が来て、波多野は召集されなかったのか、謎。