久々に観たなぁこれぞTheミュージカル!な作品。
ストーリーを進めるのもそこに伴う心情を表現するのも全て歌とダンス。その楽曲全てがストーリー上の意味を持つ名曲揃い。
音楽はミュージカル界の巨匠ロジャース&ハマースタイン。
そして70mmのワイドスクリーンで初めて撮られた作品。今観ても舞台となるオクラホマの大自然の美しさに圧倒される。
ストーリーはシンプルで、メインになるのは男女の三角関係。
どちらの男性を選ぼうかしら…と悩むだけで15分くらい歌って踊るからすごい。そのうえ夢オチだったりするからびっくり。
でもそのミュージカルシーンひとつひとつのクオリティがとても高いし、衣装も可愛い!
そしてその時間の贅沢な使い方こそ、まさにミュージカルならでは。
わたしのお気に入りはヒロインローリーの友人のアニー。そばにいる人を好きになってしまう体質で、「I can't say No」なんて歌いながらさりげなく二股かけてたりする。でもそのキャラクタからなぜか憎めなくて愛らしい。
ローリーのおばさんも逞しくてすてき。彼女が仕切ってくれないとストーリーもなかなか進まない笑
曲は「The Surrey with the Fringe on Top」が一番好き。カリフォルニア某所でよくかかっていて何百回と聞いたけど、まさかこんなところで再会できるとは♡
ちょっと長いのでつい後回しにしてたけど、観れてよかった!
ジェンダー観は致命的に古いけど、間違えなくミュージカル映画の名作♫