高校か大学時代、友人と試写会で確か観た。
観終わってから、「主役の女の子が可愛かったなあ〜」といけてない二人で興奮して語り合った記憶あり。
それ以来の再見。
アメリカからフランスに来ている女の子と地元の男の子が出会い、ベニスのゴンドラに乗り、夕暮れの瞬間にキスをすると永遠に結ばれるという伝説を信じ、旅に出るっていう、王道、胸キュマンラブストーリーなんだ。
けど、改めて見直して、「純度の高いリトル恋愛映画」だけじゃないところも気になった。
まずは、ジョージロイヒル監督。
自分で自分の映画のオマージュ撮りたかったんやね〜
彼ぐらいの実績あれば、名声や多くの人から賞賛も限りなく受けてるだろうけど、
自分で過去の名作を取り込むなんて、
まあお茶目というか、若いというか、
しかも、劇中のインチキ映画監督の存在はフランス映画への皮肉?
そう言えば、出てくる人物の国籍もどこか、意味ありげ?
逃避行を助けるアメリカ人観光客の夫婦は、お金に執着する感じだし、ローレンスオレビエ演じるスリもどことなく憐れ?
これは少年少女が単に伝説を夢見て、ベニスに行くという純なストーリーとはちょい違う皮肉も描かれている気がするんですけど、、、
最も気になる箇所が、この少年少女がとても高いI.Qが高く、周りから浮いているという点。
特にダニエルの終始大人を小馬鹿にしてい類表情は気になったな。
もちろん、彼の周りは、あの映画監督をはじめどうしよーもない大人なのかもしれないけど、そんな大人との交流、
例えば、スったお金かもしれないけど、ローレンスオレビエのスリさんには敬意を払うべきじゃないかなって、おじさんになった僕は思っちゃづたんだ。
伝説のキスをした二人。
なのに、別れは避けられない。
ダイアンレインが意味深な言葉を発する。
もう会わないかもしれないって。
確かに少女、ダイアンレインはその後もスターとして映画人生を邁進するのに対して、
ダニエルを演じた彼は、、、、
おそらく彼らは実生活でも、二度と会わなかったのではないだろうか?
高校生の時は、ダイアンレインの可愛さとお話の純さに酔えたけれど、
時は非常だなって、思ってしまった再見でした。
映画へのオマージュを徹するなら、
僕だったら、ダニエルとローレンスオレビエに、「カサブランカ」の
「ここから友情が始まる」の名セリフを言わせるんだけどな。
まあ、ボギーみたいに行動力があるんだけど、そこらへんの配慮があってもいいよな。
結局は、子供同士ってことなんかな。
でも、そんなことは忘れちまえ!ってぐらい、ダイアンレインは可愛いよ!
美少女映画、ベスト3に入るね!
彼女観てるだけで、もう何もいらない!
ダイアンレインだけで、3.0!