ゴン吉

今そこにある危機のゴン吉のレビュー・感想・評価

今そこにある危機(1994年製作の映画)
4.0
ハリソン・フォード主演のCIA分析官ジャック・ライアンの麻薬カルテルとの戦いを描いたアクション作品。
「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」とともにライアンの活躍を描いた3部作の第3弾。

麻薬撲滅に力を注いできた大統領であったが、友人のハーディン一家が、コロンビアの麻薬カルテルによって暗殺される。
CIA分析官のジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は、膵臓がんで入院した尊敬するグリーア提督の指示で、ハーディン殺害事件の捜査を担当する。
ライアンは、ハーディンが麻薬カルテルの資金運用利益6億5千万ドルを着服したために殺されたと推測。
その頃、麻薬カルテル撲滅のために特殊部隊がヘリにてコロンビアに潜入。
はたして麻薬組織を一掃することが出来るのか? 

情報分析官という地味な役柄ながらハリソン・フォードのアクションが楽しめます。
ストーリーの大筋は単純ですが、政府内と麻薬カルテルが微妙に関わっていて、細かい部分は少し複雑。
ラストも一件落着と行かないので、モヤモヤ感が残ります。
今そこにある危機は、麻薬カルテルよりも合衆国政府かもしれませんね。

「覚えているか? 初めて公務についた日に 君は国家のために力を尽くして働くという誓いを立てたはずだ 誓いの言葉を君のボスに対して 大統領ではないぞ 君は大統領の雇い主でもある国民に対して立てたはずだぞ その誓いを全うしろ!」 


2023.6 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替:野口尊子 訳)
2021.4 テレ東で鑑賞(午後ロード・吹替)
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