しゅわっち

母の眠りのしゅわっちのレビュー・感想・評価

母の眠り(1998年製作の映画)
3.7
メリル・ストリープ演じるメリルが癌に侵されたことで、娘のレニーは母親の世話をするために仕事を休職し実家へ。しかし野心家でキャリアが大事なレニーは専業主婦として狭い世界で生きている母親が苦手。
しかしある時レニーは結局家族のことを一番考えているのは母親だということに気付く。それからは苦手とした母親がしていたことを真似、そして学び引き継いでいく。何かこの感じがすごく良かった。親として子に何を残し、何を伝えられるのか。親の背中を見て子供が引き継いでいく。
そんなことを押し付けることなく感じ取ってくれる親子関係は素敵だった。

メリルがレニーに言った言葉
「幸せになるのは簡単よ。いま手の中にあるものを愛すればいいの。失くしたものを追いかけてはだめ。そうすれば穏やかになるわ」
自分もこの数年、同じようなことを考えて生きてきたのですごく共感できた。

2015/03/29 DVD
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