ひろ

ママの遺したラヴソングのひろのレビュー・感想・評価

ママの遺したラヴソング(2004年製作の映画)
3.6
ジョン・トラボルタとスカーレット・ヨハンソン主演で、人気小説を映画化した2004年のアメリカ映画

ストーリー自体はそんなに珍しいものじゃないかもしれない。
だけど、絶妙なキャスティングにニューオーリンズという土地柄が物語を何倍も魅力的にしている

心に傷を負った世代もバラバラの3人が、共同生活によって再生していく姿は感動的。

出演を熱望したというスカーレット・ヨハンソンは、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされただけあって、幼さと色気をあわせ持った、この歳でしか出せない魅力的な演技を見せつけてくれた。

長年映画を観てるけど、ここまで光輝く若手女優は記憶にないね

今回のトラボルタは髪が真っ白(笑)昔のかっこよさを失ったと映画でネタにされたりすることもあるし、確かに当たり外れも多いのも確かだ。

それでもトラボルタには人を惹き付ける力があると思うし、個人的にはかっこつけてるトラボルタより3枚目のトラボルタが好きだ。

そんな主演の2人の役の間にいる存在ローソンを演じたガブリエル・マクトの存在も大きい。我を出しすぎずに静かに熱く演じるガブリエルが、この作品を盛り上げてくれている。

邦題の「ママが遺したラヴソング」ってそんなに間違った邦題でもないんだけど、原題の「A Love Song for Bobby Long」ってタイトルの方が深いし、作品を観たらしっくりくるタイトルなんだよな
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