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ママの遺したラヴソングのakrutmのレビュー・感想・評価

ママの遺したラヴソング(2004年製作の映画)
3.7
ロナルド・エヴェレット・キャップスの小説 "Off Magazine Street" を原作とする、母親への複雑な思いを抱えた少女が成長していく姿を描いた映画。高校をドロップアウトして怠惰な生活を送っていた少女パーシーは、没交渉だった母親の死の知らせを受けて、ニュー・オーリンズ(原作の題名にある Magazine Street はニュー・オーリンズに実際にあるストリートの名称)に向かう。母の家に着くと、母の知り合いだという見知らぬ男性二人が暮らしていて、母の遺言でそこに暮らす権利があると言う。パーシーも自分を捨てた母親のことが知りたくなって、そこで二人と共同生活を送ることになる。

映画としての出来はまずまずだと思う。前半は登場人物の関係が曖昧なこともあってあまり没入できなかったが、後半は映画に入っていくことができた。自然あふれる田舎街の雰囲気もよい。ボビー・ロングに対する母親の思いや最後に明らかになる秘密など、予想できなくもないが、それなりに印象的である。

ボビー・ロングを演じたジョン・トラボルタのインパクトが強いけれど、パーシー役のスカーレット・ヨハンソンもそれに負けないくらいの印象を残している。今はケバくなってしまった彼女は、この頃が最も美しい時期であると思う。個人的には翌年の『マッチポイント』のスカヨハが最も美しく魅力的だと思うが。ジョン・トラボルタが英文学の教授というのはちょっと似合わないが、それでも白髪になって昔ほどのギラギラさがなくなった風貌なので、それほどの違和感はない。相変わらず彼のダンス・シーンがあるのは、もはやお決まりなのか。