kumi

木と市長と文化会館/または七つの偶然のkumiのレビュー・感想・評価

3.5
自然豊かなフランスの田舎町に
社会派の市長が文化会館を設立すると言い出した。

村人たちのためというより
いずれパリの政界進出のための足がかり、
己の軌跡を残すためのいう目論見もある。

それに対して村の小学校教諭は大激怒し
建設に関して様々な人が動き論じる。

結局のところ建設計画の話はしぼみ
もとの広大な土地で村人との憩いの場になるのだけれど、
教諭役のファブリス・ルキーニは終始いつもの
身振り手振りと口調で全部を説明してくれるので
わかりやすい。

あとこの作品とは直接関係ないけれど、
第4章でのブランディーヌ・ルノワールの部屋に
バルテュスのポスターが飾られていて
「あぁ~ ロメールが『クレールの膝』とかの
作品つくるわけだわ~」と思った
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