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西部戦線異状なしのアップルのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
3.9
映画史上初の本格的な反戦映画として歴史に名を残す本作品。第一次世界大戦中のドイツの青年兵士が主人公です。この映画の冒頭でただの学生だった主人公が先生の煽りで志願してしまいます。はじめは乗り気じゃなかった主人公、志願に駆られる同級生たちの同調圧力も見ていてキツイものがあります。反戦映画ですが、この映画は映像として無闇に戦争の恐ろしさを伝えてはきません。淡々とした描写で一人の青年の体験を通して戦争の空しさを訴えてきます。ラストで何故主人公の青年は蝶々に手を伸ばしたのかなぁ。すぐに日本でも公開されたのに第二次世界大戦…教訓を生かせなかったのは残念です。
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