あかーぎー

西部戦線異状なしのあかーぎーのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
3.8
前から見ようとリストには入れてたけど
終戦記念日という事で後押しされて視聴。
1930年の反戦映画。

アメリカ制作の映画やと思って見てたら
冒頭のシチュエーションからドイツ兵の話っぽくて
見間違いかな?って思いながら見てたけど本当にドイツ兵の話やった。
アメリカ映画でドイツ兵を描いた反戦映画って色々と凄い。
舞台は第一次世界大戦やけど。

冒頭からベタ中のベタな反戦映画なんやけど
今見ると一周回って逆に新鮮に感じる。
映画の編集技術としては長くて(136分)退屈なんやけど
ラストシーンは切な過ぎて辛かった。
今見ても名シーン。

映画では描かれてないけど原作小説では
タイトルの意味がちゃんと描かれてる。
この意味を知ると映画のラストシーンも相まって余計に切なくなる。
(小説を書いた作家さんはドイツ人でドイツでベストセラーになったけどナチス政権になってアメリカに亡命したんやとか)