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真人間のkazu1961のレビュー・感想・評価

真人間(1938年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-202 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋本社2作目のラングの鑑賞!!結構好きなんですねこの作品。全くラングらしくない、いわゆる異色作と言える唯一の風刺の効いたヒューマンコメディですね。らしくにとってアメリカ亡命後間もない作品だから、ストーレートな愛情表現や、希望・明るさに満ちた作品なったのかもしれません。

🖋仮出所を契機にギャングを引退してデパートの販売員として、そして“真人間”として生きようとする主人公を含むギャングたちを描いた作品。ギャングものならぬ更生もの作品ですね。特にシルヴィア・シドニー演じるヒロインがクライマックスで“犯罪は割に合わない”という授業を行い、これにギャングたちが感化されるシーンは最高です。

🖋主人公ジョーを演じるシルヴィア・シドニー、気性は荒いが根は優しいそんな役柄を巧く演じています。そしてジョージ・ラフトのキュートさはこれまた最高ですね!!

🖋ほんと フリッツ・ラングのコメディセンスに驚かされる名作です!!

😆Story:(参考: Amazon )
前科のある犯罪者を更生させるために雇っているニューヨークの百貨店で働くジョーは同僚のヘレンと恋に落ちた。彼女もまた仮出所中の身だったことを知ったジョーは、かつての仲間に誘われるまま自分が勤める職場の商品を盗み出そうとするのだが。

🔸Database🔸
・邦題 :『真人間』
・原題 :『You and Me』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1938
・日本公開 : 1939/10
・上映時間 : 90分
・受賞 : ※※※
・監督 : フリッツ・ラング
・脚本 : ヴァージニア・ヴァン・アップ
・原作 : ※※※
・撮影 : チャールズ・ラング
・音楽 : クルト・ヴァイル
・出演 : シルヴィア・シドニー、ジョージ・ラフト

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「激怒(1936)」「暗黒街の弾痕」に次ぐフリッツ・ラングの渡米第3作で、3たびシルヴィア・シドニーが「海の魂」「北海の子」のジョージ・ラフトと共に主演するもの。原作は「激怒(1936)」「大都会」のノーマン・クラスナが書卸し、「家族一連隊」のヴァージニア・ヴァン・アップが脚色している。撮影は「北海の子」のチャールズ・ラング、音楽は「三文オペラ」のクルト・ワイル、が夫々担任。助演者は「暗黒街の弾痕」のバートン・マクレーン、「海の魂」のハリー・ケイリー及びロバート・カミングス、「素晴らしき求婚」のロスコー・カーンス、「青髭8人目の妻」のウォーレン・ハイマー、「暗黒王マルコ」のジョージ・E・ストーンその他である。
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