「海に誘われる、言うとった。親父、前は船に乗っとったんや。一人で海の上におったら、沖の方に綺麗な光が見えるんやと。チラチラ、チラチラ光って、俺を誘うんじゃと言うとった。誰にでもそういうこと、あるんち…
>>続きを読む最近めっきりご無沙汰の江角マキコ、今なにしてんだろうね。
昔(約30年前)けっこう好きだったんだけどな~。
そんな彼女が、映画初出演でおまけに脱いでると聞いて、いそいそと観てみたけど(くだらん動機)…
是枝監督のデビュー映画。
静かに、美しい作品です。
詩的な表現はデビュー作ですでに確立されています。
とはいえ是枝監督の力量と、名作の数々を知る現在から思うと、まだ習作の域を出ていないように感じます…
幼い頃に失踪した祖母を引き留められなかったことを悔いる女性で、現在では大阪で幸せな家庭を育んでいたつもりが、ある日思い当たるふしもないまま夫の郁夫を電車にひかれて失ってしまったゆみ子。喪に服した数年…
>>続きを読む静かで繊細な映画だった。遠くから引いて固定したカメラで長い時間のワンショット映像と冬の日本海の風景が、無駄を省いた芯の強い静謐な雰囲気を作り出していたように思う。でも、もう一度見ないとわからないとこ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ロングショットの多用により、奥能登の美しさと主人公の孤独さが強調されていた。終始喪服のような服装だったのが、ラストシーンで明るい色の服になっていたのが感動的だった。血筋を感じるグリーンの自転車、無事…
>>続きを読む人と風景が重なり、溶け合う。演出も構図も色合いも絶妙で独自の世界観。あらゆるカットが美しい。
尼崎のゆみ子はかわいらしい恋する少女で、能登のゆみ子は気丈な妻で母親。
これがデビュー作かと思うと衝撃的…
このレビューはネタバレを含みます
小津、ロメール(緑の光線ならぬオレンジの。)ちょっと相米、キアロスタミ
宮本輝だ〜。
是枝さんの憧れの強さを感じる。是枝さんの映画というよりも、原作しっかりあるので、画面越しからバシバシ感じる是…