イロカワ

ラルジャンのイロカワのレビュー・感想・評価

ラルジャン(1983年製作の映画)
5.0
みんな目が死んでる!表情というものが存在しない悪夢のような世界。こんなに悲惨な事が起こっているのに、騒ぎ立てる人は誰もいない。被写体と監督のクールな距離感を感じた。
どのシーンも完璧で最高だったけど、一番好きだったのは裁判のシーン。淡々と事象だけが説明され、結果が冷たく突きつけられる。文句の一つも言いたいシーンのはずなのに、キャラクターから何も言葉が出ない。見ていて本当に恐ろしかった。肝が冷える映画。
イロカワ

イロカワ