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ラルジャンのGONのレビュー・感想・評価

ラルジャン(1983年製作の映画)
4.3
超シャープ。極限までに無駄を省いて一切の説明を削ぎ落としてる。スゲェ〜

先日見た同監督作品、『スリ』では”無表情”と”無感情”の表現に衝撃を受けたけど、本作では”音”。
この作品においての音は、とにかく情報量が圧倒的。非常に生々しく、映像を見ていなくても「今、現在」を正確に捉えて、映し出してることが分かる。生活音なんて美しさすら感じる。紙幣のただのクシャクシャ音がカッコいいと思う日が来るとは思わなかった。それとカメラワークは相変わらず美しい。ゆったり回すシーンとクイックに切り替えるシーンの使い分けが最高。

【追記】
本作、IVCから発売されてるBlu-rayで鑑賞したんだけどこれホント酷い…
最初の5分あたりで映像止まっちゃうし、ラスト15分あたりからすっげぇ映像乱れるし最悪
作品自体は良かったのに集中力が切れちゃったのがほんと残念。今後IVCはこういう不良品はちゃんとチェックして貰わないとな
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