ラルジャンの作品情報・感想・評価 - 25ページ目

「ラルジャン」に投稿された感想・評価

&y

&yの感想・評価

4.0
【2013/12/24:オーディトリウム】ブレッソン「スリ」から続けて鑑賞。ちょっとした運の悪さをキッカケに、まともな青年が墜落していく。その先には救いも教訓もない。ブレッソンの言うとおり「“善”は去ってしまった」ことをひたすら思い知るだけの話。
ドラマティックに描かれていれば特別な世界の出来事として見れるけど、素人俳優使って半径5m風味で描かれるもんだから空恐ろしい。散々空虚を見つめさせられて、ラスト近くの洗濯物を干すシーンの美しさ(=当たり前の日常におけるきらめき?)を、今更どう捉えたらいいのかわかんないよブレッソンさん。
作品としては最高ですが、クリスマスイブにひとりで観るには最悪すぎて笑えるセレクトのブレッソン二本立てでした。「じゃあいつ観るの?少なくとも、今ではない!」と、タマ子的につぶやきたくなった。
kiyo

kiyoの感想・評価

4.9
映像と音による究極のブレッソン演出に脱帽。それらの衝突と連繋の中から一つの真実らしきものを観る者にイマージュさせる彼のシネマトグラフは時に現実を超越している。

@オーディトリウム渋谷
いきなり我修院達也が出て来て笑ったのも束の間、セコい奴らによるケチな犯罪のとばっちりを受け不幸のどん底に叩き込まれた男が、ならば俺も貴様らの神に仕えてやる! とばかりに明後日に向かって撃つ、という陰鬱な物語。感情の起伏を殆ど表出しない演出が薄気味悪さを増幅する。
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