Tラモーン

戦場のメリークリスマスのTラモーンのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.5
心になんだか残るものがあったけど、言語化するのがとても難しい作品だった。

先日、坂本美雨のラジオでギタリストの押尾コータローが「戦場のメリークリスマス」を演奏していた。鳥肌が立つくらいカッコイイ演奏だった。

せっかくだし何かクリスマスらしい作品をと思い、超有名ながら手を付けていなかった本作にトライ。

舞台はジャワの日本軍俘虜収容所。
正直ストーリーはあってないようなものなのかなと感じた。起伏も無いし、説明も足りない。それでもなんだか印象に残る作品だった。

ヨノイ大尉を演じた坂本龍一はなんとも頭デッカチな坊ちゃん将校がハマっていたし、ヘラヘラしつつもドスの効いた演技を魅せるたけしは迫力があった。
デヴィッド・ボウイの美しさと妖しさはやはり彼でしか出ないよなぁ。トム・コンティが演じたローレンスが結局ものごとを1番フラットに見ていたんだろうか。

戦争がそうさせなかっただけで、人と人としての友情や繋がりは人種や思想に関係なく生まれるんだ。そして立場が逆転しようとも、その友情は変わらないんだな。
有名なたけしの「メリークリスマス!ミスターローレンス!」の意味はなんだかわかった気がする。


とは言えとても難しい映画だったので、いつかまたチャレンジしよう。

最後にぼくの1番好きなクリスマスソングを。原曲が素晴らしいので当然と言えば当然だけど。モッシュピットとシンガロングがあれば世界はもっと平和になるはず!メリークリスマス🤘
https://youtu.be/o4dEH53cjuc
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