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戦場のメリークリスマスのしょしょしょのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.7
デヴィッドボウイ、ビートたけし、坂本龍一という異色のキャストが揃った奇跡。

出演だけでなく音楽も坂本龍一。
捕虜収容所の残虐さに反し坂本龍一の音楽が幻想的でこのミスマッチな感じが他の戦争映画には無い独特な雰囲気で良かった。

直接的な戦闘シーンがなく捕虜収容所が舞台だから、日本人の西欧人に対する憧れと反感が見え隠れする、日本兵の軍に生きねばならぬ複雑な感情。

イギリス兵のセリアズとロレンス、日本兵のヨノイとハラ、出逢う時代 場所さえちがければと誰もが思う、最後のシーンでそれが溢れた。
終戦後まで描かれてるのがだいぶ良かった、あの数分があるかないかでだいぶ違う。

たけしはいつも名言を残すよな。

2020.298
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