キミシマユウキ

コップランドのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

コップランド(1997年製作の映画)
3.5
ニューヨーク市警察とその家族で殆どが構成されている街ギャリソン群。そこで保安官を務めるヘフリンは警察官になるのが夢だったが……

『LOGAN』『17歳のカルテ』の
!!ジェームズ・マンゴールド監督!!
による警察ドラマ。
主演と共演がめちゃくちゃ豪華で
!!シルヴェスター・スタローン!!
!!ロバート・デ・ニーロ!!
!!ハーヴェイ・カイテル!!
!!レイ・リオッタ!!
!!ロバート・パトリック!!
と強面揃い!全然警察感ないよww
デニーロ出演映画コンプリートに向けて鑑賞。


ようこそ、警察の街へ


え!俺は好き!
警察だけが集まった街なんて聞いただけで汚職と腐敗で塗れてそうだが、まさにその通り。
そんな腐敗を頑張って暴こうとする気弱で障害持ちなスタローン保安官のお話だ。
このめちゃくちゃ豪華なメンツの割には派手なドンパチはそこまで目立たず、警察腐敗ドラマとしてたんたんと描いている辺りのウケが良くなかったのかしら?
自分の正義と私情の間で情けなく揺れ動く主人公なんて魅力的じゃないか!!

とにかくキャストが豪華。
スタローンは今作のために体重を増やし、”頼りない中年男”演出を身体で表現。見事に弱そうだし、使いっ走りできそう。普段は鬼怖いのに。
そして愛しのデニーロ。
あんまメインじゃないんかいww
出演シーンは他キャストより若干少ないがそのキレキレ演技力と存在感で私のハートを射抜きました。「捜査は終了だ!!」で暴れまわるシーンが萌え。
あとはハーヴェイが強面通りの悪いやつだし、レイ・リオッタも期待を裏切らないクズだし、ロバートパトリックはスネ夫みたいなポジションでした。

スタローン主演映画を求めて来ちゃった人はアクションがたりないし、デニーロの名演を見たい方には出演シーン足りないし、ギャング映画のドロドロを見たい人には血の量が足りない。
そんな中途半端さも個人的には好き。

豪華キャストファン、マンゴールド監督のファン、そして警察の腐敗を正したい清い人にはオススメの作品。