しゃぶしゃぶ

ロバータのしゃぶしゃぶのレビュー・感想・評価

ロバータ(1935年製作の映画)
4.5
男にとって都合いい女なヒロインに、優等生なスクリューボールコメディのお話に、ラストのたるいファッションショーに、大筋自体はビミョーなんだけど主演二人を盛り上げるアステアとジンジャーが最高。
特にジンジャー!前二作以上にお転婆で(「私は世話の焼ける女~♪」とかって歌ってる笑)、もはやコメディエンヌといった立ち回り。

ジンジャーとアステアが再会してからの会話で、直接言葉には出さずとも以前交際していた事が分かる2人の表現力は流石だし、その後あなた以上の異性なんていなかったという旨を伝える会話もオシャレだった。
そのあと2人で踊るんだけどそこが本作の一番の見所で、タップダンスでアステアが怒られたりとコメディタッチで楽しくてジンジャーがめちゃくちゃキュートでサイコ~!

そして、ラストで2人がめちゃくちゃにロマンチックなダンスを踊った後のロマンスの欠片もないプロポーズもすごく好きだな。「それはありがとう。」「どういたしまして。」なんて言ってる笑

前述したように映画としてはビミョー。はちゃめちゃキュートなジンジャーと、アステアとの息ピッタリなダンスを楽しむための映画。
それと、上映時間85分ってなってるけど105分だった。
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