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ぜんぶ、フィデルのせいのymdのレビュー・感想・評価

ぜんぶ、フィデルのせい(2006年製作の映画)
3.5
裕福で不自由ない暮らしを送っていた少女が共産主義によって翻弄され、成長していく物語。

しかめ面の健気な少女がストレートな感情で共産主義の幻影に立ち向かう様子は、監督の思惑の投影そのものであるかのようでポリティカルさが目立つが、少女のとびきりなキュートさが幾分か中和することに成功している。

ただ可愛いだのオシャレだので片付けるには過激な内容だと思うものの、逆にこれが政治的説得力のある映画かと言えばそうでもない。

よく言えば鑑賞者の受け取り方に余白を残していて、悪く言えば中途半端。

僕は別段どっちに対して興味を持って観た訳ではないので、評価も中途半端な感じになっちゃったけれど、決して悪い作品じゃないです。

それにしても向こうの子どもってのは完成した美しさがあるからすごいよなぁ。