上海十月

新仁義なき戦い 組長最後の日の上海十月のレビュー・感想・評価

3.3
こういう映画を観始めると止まらない。マカロニ・ウエスタン、にっかつロマンポルノ、東映実録路線は、続けて観てしまう。深作、菅原コンビが一番作りたかったとウィキペディアに書いてあるけど本当かな?もう飽きてたと思いますね。福岡を舞台に代理戦争ばりに展開する。桜木健一と尾藤イサオが若手でいい味出しているのがいいとこでしょうか。他は、今までのエピソードの繋ぎ合わせの印象がぬぐえない。「仁義なき戦い」広島弁のようなテンポのよさが、博多弁には感じられないのか脚本の高田宏治の努力不足の感がありますね。ラストのオズワルドのように刺されるシーンで九州側が皆で拍手するのは、かなりのブラックユーモアで仁義っぽかった。前作の「組長の首」が個人的に好きですね。
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