じょー

ディア・ハンターのじょーのレビュー・感想・評価

ディア・ハンター(1978年製作の映画)
5.0
改めてスクリーンで観ることができました。
チネチッタさん。ありがとう。
やはり、この映画は素晴らしい。
そして、映画を愛する方には必ず観ていただきたい名作です。
これほど、心臓をわしづかみにされるほどの反戦映画はない。
あまりに有名なラストシーンにインパクトがありすぎて、他のシーンは忘れていたのかもしれない。
全てのシーンにリアリティがあり、人間味があるからこそ、戦場での緊張感と戻ってからの虚無感がなんとも心を揺さぶられるのだろう。
何度か観ていた作品だったが、やはりなん度観ても彼らは魅力的で愛おしい。
優しく人間味のある彼ですら狂わせてしまうのが戦争なんだろうな
そして、この映画にこんなに豊かに沢山の名曲が使われていたり、美しいギターの音色が響いていたことにもとてもびっくりしている。
その音楽を含めても戦争が人に与えてしまう、本質的なダメージを、良くここまで映画の中で表現できたことに驚きしかない。
どんなに内容を理解していても、デニーロ、ウォーケン、メリル・ストリープのキャラクターを愛してやまない自分がいる。

なんとも、切ない物語だな。
ラブアンドピース。
それしかいまはまだ言えない。
何ともいえない寂しさがいまのぼくの心をいっぱいにしている。
じょー

じょー