ディア・ハンターの作品情報・感想・評価

「ディア・ハンター」に投稿された感想・評価

Otun

Otunの感想・評価

4.6
人の心を描ききった傑作。
青春映画の傑作と言ってもいいと思う。

全編に登場人物達の「今」が描かれる。
また、その濃厚な「今」の振り幅が尋常でなく、観ているこちらの心を引き裂く。
三時間と長尺。出征前のアメリカ→戦中のベトナム→帰って来たアメリカからの再びのベトナム、と、ほぼ一時間ずつの三部構成のような作りになっているが、その全てに見事なまでの「今」が刻まれてるように思う。

銃口を自分のこめかみにあて、友に「愛してる」と告げ、引き金をひくのはどんな気持ちだろう。
すっかり変わってしまっていた友に、言葉を投げ続け、ついに「一発か?」「ああ、一発だ」と心を通わせられた時の喜びはどれほどであったろう。

今作は劇場で観たことがなかった。
名画座でかかってもタイミング合わずで。
昨年末オープンした「アップリンク吉祥寺」で、4Kデジタル修復版で上映しているとの情報を聞きつけ「ここや、ここしかない」、と行った。見た。勝った。いや、勝ってはいない。おい。

鑑賞後。劇場から外に出た。作中の「君の瞳に恋してる」をパブで歌っていたシーンが今一度頭をよぎる。外はものすごく寒かった。寒かったが、心の奥底がじんじんと熱くなったように思えた。
「ディア・ハンター」。再見。再レビュー。
@新文芸坐

前半のひたすら長い結婚式の祝祭のシーンが凄みがある。あの長さ、あの多幸感があって、狩りのシーンから戦場に放り出される感覚。そしてあの地獄のようなロシアンルーレット…
大野

大野の感想・評価

4.0
スクリーンで観れたのは有り難い限りだが、なんかお腹が痛くなった。
SKE

SKEの感想・評価

4.0
ビールを飲みたくなる。
ryoku-cha

ryoku-chaの感想・評価

4.7
この映画哀しさったら。
10代の時に観て衝撃を受けた。
楽しい楽しくないでなく、凄い映画だし、観て損をする事はなく、得る物(心への作用)が大きい。
youkey

youkeyの感想・評価

4.2
記録。
観ようと思ってから、十年くらい経過し、やっと観た笑 とにかく芝居がすげぇ。

ベトナム行くまでの話が長すぎると以前、友人に聞いた。確かに長い。長すぎる。けれど、役者陣の芝居が上手すぎて、全く問題にならない。
特にダンスシーン、主要三人の目配せから、ベトナム出征を直前にし、複雑化した三角関係が鮮やかに浮かび上がってくる。マイケルの最初の一暼、あの気持ち悪さ、哀しさ、優しさ、胸を締め付けられた。
1時間で彼等の人生悟らせまくりじゃん!?
え、逆に1時間でここまで分からせるって凄くない。短くない??と思った 笑

その後のベトナム行ってからのテンポが異様に早いのは、マイケルの体感時間に合わせてるのかな。目当てだったウォーケンのラストも凄かった。ショックで上映終了後、タバコを三本立て続けに吸った。
iorisuzuki

iorisuzukiの感想・評価

4.5
ニックを連れ戻しに再度ベトナムへ向かうマイク。目に涙を浮かべながら拳銃をこめかみに向ける。I love you, Nick と言いながら引き金を引いていく。

その描写、そしてその行為を信頼させる関係の履歴を丹念に映すことを通して、大袈裟に言えばこの世は生きるに値するとこの映画は教える。

入れ替え不可能な関係を描くことによって初めて、反戦映画として内実を伴って立ち現れる。
>|