たす

ノッティングヒルの恋人のたすのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.3
シュールな笑いと心温まるラブストーリー。
想像以上によかった。。

最初アナスコットが有名ハリウッド女優なのに本屋店主のウィリアムにいきなりキスしたり、妹のバースデーパーティーに行ったり、謎だなーと思っていたけど、違った。アナスコットを色眼鏡で見ていたのは私で、彼女はただ彼を気に入ってキスしてしまっただけだし、なんか楽しそうだから妹のバースデーパーティーに行っただけ。ただの1人の女性。彼女が本音で話せば話すほど、どんどん人間らしく見えて、わたしもどんどんアナスコットが好きになった。
身分の違う2人に見えるけど、ただの2人の男女なんだよね。

印象に残っているのは最後の記者会見。
「イギリスにいつまで残るのですか?」
「いつまでも。」
アナスコットとウィリアムが眩しいシャッターライトに照らされながら、お互いをすごく愛おしく見る眼差しがとっても素敵だった。。


ついでに書いておきたいのがウィリアムの同居人や家族、友達のキャラが最高だったこと。みんな変わっててみんないいやつ。クセが強いけど、2人が結ばれるのを全力で応援してくれる。シュールで寒くない笑いが、かなりアクセントになった。

そして何と言っても主題歌の「she」。映画にぴったりすぎて沁みる。泣いたわ、、
たす

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