作品集

ノッティングヒルの恋人の作品集のレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
5.0
わかっていても素敵だと思える作品

イギリスノッティングヒルに住むタッカー
彼は旅行本を売っている普通の男。
ある日世界一の女優が自分の店に来店し
彼のありきたりな日々が、
夢のような日々に変わっていく…

この映画終わった瞬間に
「何でこんなに素敵なんや!
誰やこの物語作ったの!?
あぁ、リチャードカーティスか。。。」
と納得しました。
彼にはその後に出す【love actually】で
めちゃくちゃ泣かされてるので。笑

初めからおしゃれで、
曲から入り、笑いあり、感動ありで
本当に文句のつけどころがない。
セリフも素敵なものが多い。
個人的には
「7秒後にプロポーズ」がどこかで来ると
思ったんだけどなぁ。

【有名とか高嶺の花とか関係ない】
ザ・恋愛映画って感じなのに、
毎度毎度の場面は
決して劇的ではないんですよね。

なぜかというと、
今回は「普通」にフォーカスしたから。

超有名人がみんなと同じような生活を
送れるかと言われればそうではない。
でも、彼らも普通の人間。

劇的ではない出会いもあるし、
劇的ではない生活もあるし、
劇的ではない性格でもある。

彼らもみんなと同じように恋をして、
好きな人に愛されたい。
それだけを思って生きている。

当たり前のことなんだけど、
実態のない名声というものに翻弄され、
その当たり前を見失ってしまう。

この作品はそういう本質的なところに
気づかせてくれます。

高嶺の花とか有名人とか関係ない。
みんな一人の人間で、
それぞれが自分のドラマを生きている。

住む世界が違うなんてことはないという
勇気をタッカーに与えてもらえる映画

この文章を書いてる今も
頭の中で「she」が流れている。
是非見てほしい傑作。
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