不二子

ノッティングヒルの恋人の不二子のレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
3.8
最後の最後で惹き付けられた。男女逆転シンデレラ・ストーリー。


正直、前半は全然ハマらなかった。主人公が出会った瞬間の感情が薄すぎるし、同居人は意味わからないし。

だが、最後の最後でひっくり返してくるのがこの映画。徐々にわかってくる。反応が薄かったからこそ惹かれたんだろうし、同居人は最高にクレイジーで最高に良い奴だし。

有り得ない話かもしれないけれど、多くの男性が夢が見られるのがこの映画。女性版シンデレラ・ストーリーはあるけれど、男性版って少ないのでは。

人それぞれ、不幸に思うことは違うし、何も言わなければ人の不幸なんてわからない。そもそも親しくなかったら自分の不幸な話なんてしない。だからこそ不幸を語り合うシーンが好き。

気づいたら主人公と同じ気持ちになって、一喜一憂してる。もどかしい気持ちにもなるし、幸せにもなる。

素敵な映画でした。
不二子

不二子