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赤穂浪士 天の巻・地の巻のreifのレビュー・感想・評価

赤穂浪士 天の巻・地の巻(1956年製作の映画)
4.5
春日太一が「全部入り」と雑に薦めていたのをサッと借りることができました(「ぷらすと 忠臣蔵」で YouTube 検索せよ)。二日遅れの忠臣蔵。うん、これも、「忠臣蔵見たことないわ」案件だ。どうしてこんなに何も知らないのか。どういったハビトゥス(100 分 de 名著『ディスタンクシオン』を見よ)で忠臣蔵を避けて通ることが可能になったのか。アホやん…。大佛次郎が戦前に「天皇のために死ぬ」赤穂義士を、赤穂「浪士」として再解釈し、戦後のスタンダードを決定したとは春日太一の解説に拠る。松の廊下に至る吉良様の根性の悪さ!とか浅野くんの忍従とか、奥方たちのしっとりした色っぽさとか東下りの立花左近!とか吉良邸のチャンバラとか、たしかに全部入りでした。実家住まいの年末に「12 時間ドラマ」というテレビ爛熟期の企画があったなー、見てません見てません。テレビ嫌いだったの、昔から
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