ナイトアウェイク

8 Mileのナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

8 Mile(2002年製作の映画)
5.0
最後の、エンディング曲がかかる瞬間の後ろ姿に集約されてる。
超いい、最高。

黒人さんの中で、白人がいかに生きるのが辛い事か、もっと表現してほしかったかな。
その中でも、音楽がどれだけラビットの支えになってたか。彼にとってこのリズム音楽が、生き甲斐というか、彼の一部になってるのかはとても伝わった。

本来はミュージカル系統の映画は大嫌いだけど、これはかなり好きな方。数え切れない程観てる。音楽パートと物語パートのバランスが結構好き。
終盤は、特に好き。夢と現実。追いたい夢も、現実だと言ってくれる友達。でも、ちゃんと仕事にも戻る。夢という綺麗事だけじゃない。まだ分からない、これからの不安を含めた終わり方は、本当に泣きそうになった。

なんか、頑張っても報われなさそうな、見送る友達の淋しい目が、才能だけでは乗り越えられない苦難とラビットを結んでるように見えた。

記録。