ぐり

魔女の宅急便のぐりのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
4.0
田舎から上京してきた世間知らずの女の子キキが新しい環境で苦労している姿に、今年から一人暮らしを始めた私は凄く同情してしまって終始辛かったです🥲13歳で家を出て、魔女という存在が廃れつつある大都会の街で魔女という存在のまま生きるために職を見つけて働いてお金を稼いで、挫折しながらも前向きに頑張るキキが本当に逞しくてカッコよくて、だけどそれと同時に"社会は甘くない(働かないと生きられない)"ことを痛感させられて苦しかったです。私がキキだったら絶対すぐ挫折して病んで魔女辞めてると思う🥲

だからこそ、ラストにはかなり救われました。飛行船にぶら下がったトンボをキキが助けたことで、"魔女"が良い存在として社会(あの街)で認められ、今後もキキがあの街で楽しく修行できることが約束されたような希望のあるラストに心底ホッとしました🥲本当に良かった🥲スランプで苦しんでいる中、トンボを助けたい一心で空を飛んだキキ、本当によく頑張った😭💮「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」このキャッチコピーにこの作品、そしてキキの全てが詰まってると思う。持ち前の明るさでひたむきに頑張るキキに元気をもらいました🥲

海の見える街の景観がとっても大好きでした!いつかあの街に住んでみたいな🥺💞主題歌も2曲とも大好きでした!特に「ルージュの伝言」は流れるタイミング最高でした😻

PS
少しだけ考察を✍🏻あくまでも個人的な解釈なので軽く流してもらえると幸いです。今作の世界、特に大都会の街では、魔女はレアな存在として描かれていましたが、それはやはり時代の変化とともに魔女が魔女として生きにくい社会になったからかなと思いました。魔女が魔女として必要とされず、魔女でも交通ルールは守らないといけない。もしかしたらあの街のどこかに、キキ以外の魔女がいたかもしれません。だけど、その魔女は自分が魔女であることを隠して生きているのかな…なんて思いました。だけどキキは、あの街で魔女として生きることができた。それはきっと、周りの人(トンボやおソノさんなど)が魔女であるキキを受け入れ、求めてくれたからだと思うんです。……特にオチはないんですけど(笑)そう考えると、なんだかんだトンボはキキにとってかなり有難い存在だったのかなと感じます。もし私がいつか見習い魔女と遭遇したら、優しい笑顔で迎えてあげたいな😌💞

️📝子供の頃に観た映画
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