なつこ

魔女の宅急便のなつこのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
3.7
久々にテレビで観たので再レビュー。

この作品好き!って思ったのは、キキが帰宅して、自分の宅配の看板を、ご主人がパンで作ってくれたことに感激するシーン。
何が好きって、あの大事なシーンに一切セリフがないっていうところ。
実際、説明なんていらない素敵なシーンだった✨

ワンニャン好きとしては、ジジとワンコのエピソードがめちゃめちゃ好きなんですけど、序盤の汚い部屋でしれっと「明日には白猫になってると思うよ」って言うのが、何回観ても好き(笑)

名作と呼ばれる作品って、シンプルですよね。「予想外の結末」とか「怒涛のクライマックス」とか、そういうのがない。

よく「期待値を超えてこなかった」というワードを他作品のレビューで見ますが、名作ってたいてい思った通りの展開だし、期待値は超えてこない。
でも全てのバランスが整い、心に余韻を残す。だからこそ何度でも観たくなるし、月日が経っても色褪せないんだと思う。
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